株式会社仙福南陽堂

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日々の修復・表装事例

2023.08.21

古書・画修復

古額仕立て直し「福以徳招」

「福は徳を以って招く」
そのままなのですが、「徳」とは道徳心や善良な心のことで「善の心を持っていれば幸福を招くと言う意味です。

 

 

 

 

昔の欄間額(扁額)は表面に何も入ってませんでした。
硝子を入れて高い所に掛けるのは地震大国としては危険極まりなかったからだと思います。重量も半端ないですし。
作品の保護は出来ませんが万が一の安全を最優先にしていたのでしょう。
これもある意味道徳心ですね。

 

 

 

 

現在、上質なアクリルガラスが開発され重量的にも強度的にもクリアしてなおかつ作品の保護も出来るようになりました。
万が一の時はアクリルガラスが割れるより先に額が割れてしまうでしょう。

破れも美しく修復され、アクリルガラスが入った事で欄間に掛けたらわからないぐらいになってると思います。

表面の保護以外に昔の額の構造が破れやすくしてしまってる一面もあるかと思います。

破れて欠けてパーツが無くなる前に仕立て直しをお勧めします。

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